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「認知症 外来」腸から改善することで認知症の予防と対策できる!その方法を紹介

MCI

MCIは、軽度の認知症ではない!

アメリカのメイヨー・クリニックのピーターセン博士が1995年頃に提唱した
「 MCI(認知症予備群=軽度認知障害)」の概念・定義が世界的に受け入れられ、
日本でも徐々に広がり始めています。

NHKの『あさイチ』 がMCIをテーマに取り上げたことなどは、
世間に認知の広がりを示す恒例でもあります。

しかし、広がりを見せている、MCIに間違った認識があります。

それは、MCIが「軽度認知症」と誤訳され、
その誤訳が1人歩きをし始めていて、ネットでも見かけるようになっています。

この誤訳が生まれたのは、MCIが「軽度認知障害」と直訳されたためだと思われます。

「軽度認知症」と「軽度認知障害」は字面も発音もよく似ています。

ですから、「MCIは軽度の認知症のこと」と誤解されたまま定着し、
そうだと思っていた方もいらっしゃると思います。

しかし、これは誤解です。

MCIは軽度の認知症ではありません。

MCIの定義

日常生活能力は自立できている
全般的な認知機能は正常で、認知症とまではいかない

「MCIは認知症ではなく日常生活に支障はない状態」

と明確に書かれています。

認知症の定義・概念は、
「もの忘れ」がひどいということだけではなくて、認知機能が全般的に低下して、
思考力や判断力に問題が生じ、日常生活が自立できなくなる状態。というものです。

これに対してMCIの場合は、いくら「もの忘れ」がひどくても、
残っている認知機能で、記憶障害から生じる生活の支障をカバーして、

まだ自立した生活を送ることができるのです。

例えばMCIの人は、約束事をずっと覚えておくことができなくても、
「自分は約束事を忘れてしまう」ということを自覚していますので、
約束をすっぽかしてしまわないように、手帳やカレンダーに予定を書き込んで、
頻回にそれをチェックする、という工夫をすることができます。

約束をすっぽかしてしまうことを
自力で回避することができるのです。

MCIは認知症の予備軍ではありますが、
決して認知症の初期段階ではないのです。

画像の説明

MCIの人は、リバーミード行動記憶テストでは異常値を示すものの、
「長谷川式テスト」や「MMSE」などの認知症スクリーニングテストでは、
正常な点数を示すようです。

病的な記憶障害があるMCIは、1年で、10〜15%の割合で、
アルツハイマー病に移行してしまうというデータがあります。

MCIでない同年齢の対照群では、
1年でのアルツハイマー病への移行は1〜2%程度です。

MCIの状態になっても、諦めたり絶望する必要はありません。

これらの数字は、
あくまでもMCIに対して積極的な介入がなされなかった状態での統計上の話になります。

近年、認知症に打ち勝つための、
「認知予備力」を高める様々な方法が提案されてきています。

認知症の薬を前倒しして服用される場合もあるようです。

MCIの状態になっても、
その後何年経っても認知症に移行しないという方も大勢います。

むしろ逆に時間の経過とともに記憶障害が改善し、
MCIの状態からの脱却に成功した方もいらっしゃるようです。

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