食べ物以外を口にする
食べ物以外を口にする
異食は、食べる物か否かの認知・判断ができないため、食べ物ではないものがおいしそうに見えます。
先日イベントの時、不用意にテーブルの上に首いてあったいくつかの写真のフィルムを何人かの認知症のおばあさんが取り囲み、一人のおばあさんが「これおいしいのよ。召し上がって・・・」とフィルムを手に取って他のおばあさんに勧める場合があります。
石けんや消毒薬、目薬、樟脳など危険な物や便、土、泥など不潔な物などの認知や判断ができない状態なのです。
人間の扱う物は意外と危険な物、不潔な物が多いものです。
皆さんも生活の場をぐるりと眺めてみてください。
食べられないものがたくさんあります。
すべて取り去ってしまうと生活ができません。
いつもいつも気配りをしながら生活をする側にとっては、大変な精神的ストレスとなります。
食べられないものというより、危険な物を優先的に目に触れさせないような対応が必要でしよう。
危険物は高い場所、 気がつかない場所あるいは鍵のかかる場所に移動しておきましよう。