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「認知症 外来」腸から改善することで認知症の予防と対策できる!その方法を紹介

アルツハイマー

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アルツハイマー病の治療進行

アルツハイマー病が疑われる患者さんは、
物忘れをはじめ、物を盗られたと思い込んだり、
近所を迷子になるといったことなど、
日常生活を送る上で不安や支障があって受診します。


そこで、治療を始める前に、問診や認知機能の検査によって、
そうした症状が、単に加齢によるものであるのか、
認知症による症状なのかを見極める必要があります。


認知症の可能性が認められたところで、さらに検査を進め、
認知症を引き起こす他の病気でないかを確認していきます。


その際に、他の病気と判明すれば、その治療を始め
他の病気の可能性がなければ、アルツハイマー病として治療を進行していきます。


病院でのアルツハイマー病の主な治療法は、
認知機能低下の進行を遅らせる薬物療法、
脳の動き全般を活性化する非薬物療法、
日常生活の支援や介護を患者さんの状態に合わせて
進めていくことになります。


順番にご紹介します。



ステップ1:物忘れや行動の変化が認知症が原因であるかを確認します。

患者さんと家族が医療機関を訪れるのは、
生活する上で何かしら不都合があるからです。


受信するきっかけとなった症状を中心に本人の健康状態や背景、
身の回りのことが現在どれくらいできるかなどを
細かく聞いていきます。


患者さんよっては、会話が難しい場合もありますが、
会話に支障のない方でも、認知症が疑われる場合には、
本人とは別に家族への問診も行われることがあります。


この問診と本人の答える内容に食い違いがないかなど、
症状を見極める手がかりとなることもあります。


受信すると、医師よりたくさんのことを質問されます。

あらかじめ症状などを現れた順番に書き出したり、
質問したいことなどをまとめておくことで、
診察がスムーズに進みます。


後から聞いとけばよかった。ということが少なくなるように、
質問リストなど用意しておけば便利です。



ステップ2:他の病気でないかを調べます。

問診や認知機能の検索によって、
症状が認知症によるものであると判断されれば、
さらに血液検査や脳の内部を調べる画像検査などの他の検査が進まれます。


認知症を引き起こす病気はアルツハイマー病ばかりではなく、
ほかの病気が原因となっている可能性があります。


しかし、今のところ、◯◯があれば、◯◯がこの数値が異常であれば
絶対のアルツハイマー病であると特定できる物質や検査法はありません。


そこで、検査によって特定できるほかの病気の可能性を
丹念に調べていきます。

それが全て否定されたところで、
初めてアルツハイマー病であるとの診断がつきます。


アルツハイマー病以外の病気のなかには、
治療によって認知症を治せる病気もあるので、
ここで他の病気であるかないかを確実に判別することは非常に重要です。


例えば、栄養不足やホルモンが関係して認知症となっている場合には、
薬物療法で治ることがあるからです。



ステップ3:主に薬物療法を開始していきます。

  • 治療薬は「アリセプト」


    アルツハイマー病であると診断が確定したら、
    直ちに薬物による治療が始まります。


    アリセプトと言う薬です。


    アリセプトは認知症を完全に治すことはできませんが、
    進行を遅らせる事は可能と言われてます。

中核症状(物忘れ、判断力の低下)に対して効果があります。


中核症状は、病気がすすみ、脳の神経細胞が減少するにつれ進行していきます。


アリセプトは、この進行を遅らせる働きをもってます。



  • 投与量は1日5mg

アリセプトの服用を始めるにあたっては、注意が必要です。


アリセプトを服用する患者さんは、
物忘れがひどい場合や物事をうまく判断できない状態にあります。


なので、医師がこの薬を処方するときは、
患者さんのまわりに薬の保管や規則的に服用できることを
手助けできる方がいること、副作用が起こってないかを
判断できるか見てくれる人がいることが条件になります。


アリセプトは、錠剤と細粒剤の2タイプあります。


それぞれに1回分が3mgのものと、5mgのものがあり、
標準的な投与量は1日5mgですが、1日3mgから投与をはじめ、
2週間の使用で副作用がみられない場合には5mgに増量します。


その後、問題ない場合は、5mgが継続されていきます。


1日5mgの服用を続けるうち、効果は認められないものの
副作用が現れて、飲み続けるのが難しい状態になる人がいます。


この場合、中止すると中核症状が悪化することがありますので、
まず3mgに減量し、効果を維持しながら
副作用を抑えられることがあります。


または、5mgの摂取を1日明けで投与する場合もあります。


また、効果がはっきりとしない場合に、投与を一時中止することがあります。


その後に症状が悪化していく場合には、薬の効果があると判断します。



  • その他、治療の組み合わせ


    アルツハイマー病の治療では、アリセプトの服用を基本にし、
    症状に応じて他の治療法も組み合わせます。


    アルツハイマー病の症状の「やる気の低下や不安感、不眠」といった
    症状は周辺症状と呼ばれます。


    ご家族にとって辛く、大きな負担になることがあります。


    この周辺症状をいかに少なくできるか、
    患者さんにも介護者にとっても重要なことです。


    周辺症状は、病気の進行とは関係なく、
    本人のもともとの性格や周辺の環境の変化を大きく受けるのが特徴です。


    ですので、周辺症状が現れた場合には、
    まず環境にその原因がないかどうかを注意深く確認する必要があります。


    例えば、引越しや入院で住宅の変化や、
    毎日使う食事の箸や歯ブラシが変わったなどの小さなことまで
    小さな変化であっても、それに反応して症状がでることがあります。


    真っ暗闇の中で寝ることが不安の原因になる方は、
    少し明かりをつけた状態で安心に変わるケースもあるようです。


    症状がよくならない場合には、薬を用いることがあります。


    よく寝ることができないようであれば睡眠薬、
    気分が憂鬱な状態が続けば抗うつ剤など症状に応じた薬が処方されます。


    どの薬も長期間の服用は望ましくありませんので、
    症状が治まったらできるだけ早く服用を中止しましょう。



  • 脳を活性化させる治療法


    アルツハイマー病は、布団の中で安静にしていて治す病気ではありません。


    むしろ、外への外出を避け家の中にじっとしている方が、
    症状がしんこうしやすいと思った方がよいです。


    脳に刺激を与えてあげることで活発になり、
    残された機能をできるだけ長く保つためにも、
    普段から脳を刺激してあげることが大切です。


    例えば、料理や掃除、編み物など手を使う作業や、
    図書館・美術館・映画館などに足を運ぶことでよい刺激にもなります。


    脳を効率的に刺激してあげる手段も近年開発されています。


    回想法、音楽療法、芸術療法、運動療法という薬を使わない治療法です。



  • 回想法


    アメリカで始まった心理療法になります。

グループ回想法と個人回想法があり、
施設では主にグループ回想法が行われています。


グループ回想法では、精神科医や臨床心理士、
作業療法士などの指導のもと数人で1グループをつくり、
ちゃぶ台など円の字に向き合って座り、
子供のころの遊びやお祭りなどみんなが共通する話題を
選らんで思い出を語りあいます。


思い出したり、語ることで、脳が刺激され、
なつかしい昔に戻ることで心が癒されます。


グループ回想法を継続して行うと認知機能が改善することや、
積極性やコミュニケーションが増えることが報告されています。


家で家族が、患者さん本人の幼い頃の出来事など話しを聞くことは
個人回想法になります。


外を散歩しながら、懐かしい風景を見ながら、
患者さんの昔のことを思い出しやすい環境で話しを聞くと
過去を思い出しやすいかもしれませんね。


  • 音楽療法


    施設で行われる一般的なリハビリテーションです。


    言葉によるコミュニケーションが難しい方でも参加できます。


    音楽を聴くだけでなく、手拍子や簡単な楽器の演奏
    (カスタネットなど)、歌ってみることで、自分で参加する方が効果的です。


    この療法により意欲が出てくる方は少なくありません。


    音楽には心を癒す効果があり、攻撃的な言動がある人は、攻撃性が低下すると言われてます。


    楽器の演奏が認知症の発症を抑えるという研究報告もあります。


    音楽療法士が行う場合は、患者さんの生育歴や音楽歴に基づき、
    思い出の曲を盛り込んだプログラムが作成されます。


    思い出の曲は、記憶に強く働きかける力があり、
    若いころの自分を思い出すと自信の回復につながり情緒も安定していきます。



  • 芸術療法


    アルツハイマー病の人は、左脳を扱う言葉や論理的な思考は
    うまくできなくなりますが、感性や創造力に関わる右脳の機能は
    比較的、保たれています。


    芸術療法は、絵画や彫刻や陶芸んどに取り組むことで
    右脳を活性化する方法です。


    この療法によって攻撃性や幻覚、妄想などの症状が改善すると言われています。



  • 運動療法


    運動には、身体機能を保つだけでなく、
    脳を活性化する効果があります。


    なかでも、ある程度の時間、酸素を取り込みながら
    体を動かし続ける有酸素運動が適しており、
    速足で歩くと脳の血流がよくなるという報告もあります。


    有酸素運動がアルツハイマー病の発症を予防するという報告もあります。


    また、家族が一緒に付き添って会話をしながら歩くと、より効果的です。


    考えたり、手先を使ったり、体を動かしたりすることによって
    脳を活性化させるのですが、専門家の助けが必要な場合もあるので、
    デイケアなどでレクリエーションとして行われています。


    とくに、手先を使った細かい作業は、
    とても脳に刺激を与えると言われています。


    こういった治療法を行うとき、
    患者さん自身が楽しんで行っているかも大事です。


    苦手なことや嫌がることを無理に行わせることは、逆効果です。



治療薬「アリセプト」について

アリセプトは認知機能の低下を遅らせる薬です。



アルツハイマー病を劇的に治す薬は、ありません。


しかし、物忘れをはじめとする認知機能の低下を遅らせる薬が
アリセプトです。


アリセプトは、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬と
呼ばれる種類の薬で、アセチルコリンエステラーゼという物質
(酵素)の働きを阻害する作用があります。


アリセプトは、この酵素の働きを阻害することによって、
アセチルコリンを分解されるのを抑えて量の減少を食い止め、
それによって認知機能の低下する速度を遅らせることが可能になってます。



「アリセプト」の治療見込みについて



日本で行われたアリセプトの臨床試験では、
日常生活で困っていた行動について、
下記の効果があったと報告されています。

  • トイレの電気を消すようになった

  • 食べたいものを言えるようになった

  • 自分から外出をするようになった

  • 思い出すまでの時間が短くなった

  • 時刻や日付がいえるようになった

  • 簡単な食事の準備ができるようになった

  • 置き忘れが減った

  • 会話が以前より通じるようになった

  • 家族と他人と間違えることが減った

  • 買い物に行ってもきちんと帰ることができるようになった

  • 自分から気づいて行動できるようになった、、など



「アリセプト」の副作用



アリセプトは、副作用が少ないとされておりますが、
考えられるのは吐き気や食欲不振、腹痛などの消化器系の症状です。


不整脈など心臓に持病がある人や、
過去に胃・十二指腸潰瘍になったことがある人、
気管支ぜんそくなどの呼吸器系の病気にかかったことがある人は、
重い副作用が起こる可能性があります。


ですので、服用にあたっては、医師や薬剤師の指示を守ることが大事です。


※身近な方の意見では、
アリセプトを服用するようになって、
興奮して攻撃的になったという方もいらっしゃいます。
(家族の個人的意見ですので薬の作用かは明確ではありません)

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